50代以降の女性は、尿酸値が高くなることに注意が必要です。
実は、女性ホルモンの減少が尿酸値に大きく影響を与えています。
今回の目次
- 尿酸値とは?
- 尿酸値は高いとどうなる?
- 尿酸値は「痛風」だけじゃない?
- 50代以降の女性は「尿酸値」に注意?
- 尿酸値を高くしない生活習慣
- 最後に
【1】尿酸値とは?
尿酸値とは、血液中にどれくらいの「尿酸」があるのかを表した値です。
・尿酸…「プリン体」が分解されてできる物質
・プリン体…体内で合成されたり、食事から摂取している
【2】尿酸値は高いとどうなる?
一般的に、尿酸値は「7.0mg/dL以上」になると高いといわれます。
尿酸値が高い状態だと、尿酸同士がくっついて結晶化し、関節に溜まり、炎症を起こすことがあります(痛風)。
【3】尿酸値は「痛風」だけじゃない?
尿酸値が高いというと「足の親指辺りが痛くなる(痛風)」というのをイメージすると思いますが、それだけではありません。
尿酸の結晶が「腎臓」に溜まり、炎症を起こし、腎機能を低下させてしまうこともあります。
【4】50代以降の女性は「尿酸値」に注意?
女性に多く分泌されている「女性ホルモン(エストロゲン)」は、尿酸の排泄を促進する作用があります。
しかし、50代以降の女性では女性ホルモンの分泌が低下するため、尿酸が蓄積しやすくなり、尿酸値が高くなりやすいです。
そのため、50代以降の女性の場合、尿酸値が高くならないように、食事や生活習慣に気を遣うことが大切です。
【5】尿酸値を高くしない生活習慣
尿酸値を高くしないためには、下のようなことを意識してみると良いでしょう。
- 適度な運動…注意点を下に記載しています
- プリン体を多く含む食品を摂り過ぎない…レバー、白子、エビ、イワシ、ビールなど
- アルコール(お酒)はほどほどに…アルコールはプリン体の分解を促進して、尿酸を増やす
- こまめな水分補給…脱水になると尿酸値が高くなる
- 海藻・野菜類をしっかり摂る…尿酸の排泄量を増やす
- ストレス解消など
※既に尿酸値が高い方の場合、いきなり激しい運動をして汗をかくと、尿酸値が急に高くなり、痛風発作を起こしやすくなるので注意しましょう。
【6】最後に
「痛風(尿酸値が高い)」というと男性にイメージが強いですが、このように50代以降の女性も気を付けることが大切です。
快適な生活が送れるように、年齢に合わせて、それぞれに合わせた対策をしていくと良いでしょう。
この記事を読んだ方におすすめの記事!
・ホルモンバランスが乱れるとどうなる?-日常の不調と関わりの深い7つのホルモン
・更年期以降に知っておきたい「悪玉コレステロール」を減らす方法!
コメント