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おがちゃん先生です。
今回は「閉経後に起こりやすい体の変化”7選”」を紹介していきます。
今回の目次
- 閉経はいつ頃?
- 閉経後はどうなるの?
- 閉経後に起こりやすい体の変化7選
- 閉経後の快適な生活のためにできること
【1】閉経はいつ頃?
閉経とは、卵巣の機能が低下して、月経(生理)が停止した状態です。
個人差はありますが、平均は50.5歳です。
閉経の前後5年間(計10年間)を更年期といいます。
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【2】閉経後はどうなるの?
更年期では、女性ホルモンのバランスが大きく変動することで、ホットフラッシュ・不眠・イライラ・肩こりという「更年期障害」が起こりやすいです。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/ogachansensei/article/01921791/image-1726737991744.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
更年期の不調は閉経後5年くらいで徐々に落ち着いてきます。
しかし、女性ホルモンの分泌が大きく低下するため、体には様々な変化が起こりやすいです。
【3】閉経後に起こりやすい体の変化7選
女性ホルモンというと、女性生殖器や乳房との関係が注目されることが多いですが、実は他にも肝臓・血管・骨・皮膚などとも関係が深いです。
ここでいう女性ホルモンは「エストロゲン」を指します。
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そして、閉経後は女性ホルモンの減少により、次のような変化が起こりやすくなります。
①骨が弱くなりやすい
女性ホルモンは、新しい骨を作る細胞(骨芽細胞)や、古い骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きのバランスに関わります。
女性ホルモンが減少することで、古い骨を壊す「破骨細胞」の働きが亢進するため、骨が弱くなりやすいです。
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②血中LDLコレステロールの増加
女性ホルモンが減少すると、肝臓がLDL(悪玉)コレステロールの取り込みが低下し、血中に停滞することで、血中LDLコレステロールの増加します。
また、 LDLコレステロールの合成も亢進されることも関係します。
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LDLコレステロールについては下の動画でも解説しておりますので、ぜひご覧ください。
特にLDLコレステロール値が気になる方にはおすすめです。
③中性脂肪の増加
閉経後では、特に基礎代謝が低下しやすいため、エネルギー産生量も低下し、中性脂肪が増加しやすいです。
特に内臓脂肪が蓄積しやすいです。
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④動脈硬化が促進する
女性ホルモンは、動脈硬化を抑制する働き(抗動脈硬化作用)があるため、閉経後は動脈硬化が進みやすいです。
さらに、血中のLDLコレステロールや中性脂肪も増えやすいため、それも動脈硬化を進めやすいです。
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⑤血圧が高くなりやすい
動脈硬化が進み、血管の抵抗が強くなることで、血圧が高くなりやすいです。
また、コラーゲンの合成も低下しやすいため、血管の柔軟性が失われやすいことも原因の1つです。
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⑥尿酸値が高くなりやすい
女性ホルモンが減少すると、尿酸の排泄が低下するため、尿酸値が高くなりやすいです。
閉経前では、女性ホルモンが尿酸の排泄を促進する作用があるため、女性の方が「痛風」になりにくいです。
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⑦にきびやしわができやすい
女性ホルモンが減少すると、皮脂の分泌が増えることで「にきび」ができやすかったり、コラーゲンの合成が低下することで「しわ」ができやすいです。
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【4】閉経後の快適な生活のためにできること
女性の場合、閉経を機に体の変化が起こりやすいため、下のようなことを意識すると良いでしょう。
全てを意識するのは難しいので、まずは自分のやりやすいものを1つ、2つから始めてみましょう。
- 食べ過ぎだけではなく栄養不足にも注意
- 塩分を摂り過ぎない
- 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を摂り過ぎない…ファストフード・スナック菓子などに多く含まれる
- カルシウムをしっかり摂る
- 適度に日光を浴びる…ビタミンDの産生が促進され、Caの吸収が促進される
- 適度な運動…軽く息が切れる程度の有酸素運動がおすすめ
- 定期的に検診を受ける
- しっかりと睡眠・休息をとるなど
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特に閉経後は「食生活」を再確認して、整えることが大切です。
閉経後と食生活の関係については、こちらの動画でも解説しておりますので、ぜひご覧ください。
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