立ったときの「ふらつき・めまい」はなぜ?-寒い時期こそ注意したい立ちくらみについて!

自律神経

ご覧いただきありがとうございます。おがちゃん先生です。

今回は「立ちくらみ(ふらつき・めまい)」について解説していきます。

今回の目次

  1. 立ちくらみの特徴
  2. 立ちくらみはなぜ起こる?
  3. 立ちくらみの予防!
  4. 立ちくらみの注意点
  5. 最後に

【1】立ちくらみの特徴

寝たり、座った状態から、突然起き上がると、重力の影響で下半身に血液が貯留し、脳への血流が不足してしまうことあります。

これにより立ちくらみ(ふらつき・めまいなど)が起こります。

起立性低血圧とよばれます。
起立性低血圧とよばれる

通常、立ち上がる時には、特に下半身の血管が反射的に収縮して、脳への血流を促進します。

そして、このような血管の調節をしているのが「自律神経」です。

また、細かくいうと自律神経のなかでも「交感神経」という神経になりますが、ここでの細かな説明は省きます。

そして、急に起き上がると、もちろん立ちくらみは起こりやすいです。

しかし、頻繁に起こる方の場合はなぜなのでしょうか?

【2】立ちくらみはなぜ起こる?

原因はいくつかありますが、代表的なものを紹介します。

①循環する血液量の減少(加齢など)

加齢や脱水などにより、流れる血液量が減少してしまうことがあります。

これにより血流が悪くなると、立ちくらみが起こりやすくなります。

②食事や体質的な要因(低血圧)

栄養不足もともと体質的に血圧が低い方は、立ちくらみが起こりやすいです。

そのため極端なダイエットや痩せ過ぎには注意ですね。

③生活習慣の問題やストレスなど

ストレス・睡眠不足・過労・不規則な生活リズムなどにより、自律神経の働きが悪くなると、立ちくらみが起こりやすくなります。

なかには、疾患が原因となって起こる方もいます。
例えば、糖尿病による自律神経障害が代表的なものです。

【3】立ちくらみの予防!

立ちくらみが起こりやすい方は、下のようなことを意識してみると良いでしょう。

  • 適度に塩分を摂る(摂り過ぎは高血圧を招くので注意)
  • 適度な運動・筋力の向上(特に下半身を動かす!)
  • 適切な水分補給(ガブガブ飲むのでなく、こまめにチビチビとる)
  • 温度差に注意(特に浴室と脱衣所の温度差などには注意)
  • 極端なダイエットは避ける
  • ストレス解消、休息をとる
  • 適切な睡眠(睡眠不足も良くないですが、寝過ぎも良くない)
  • 急に起き上がらない(足首を曲げ伸ばししてから起き上がると良い)

【4】立ちくらみの注意点

立ちくらみはあるけど放置している方もいると思います。

しかし、重度な立ちくらみの場合、転倒して、怪我にも繋がるので注意しましょう。

また、頻繁に起こる場合や、症状が重い場合には、一度医療機関への受診をおすすめします。

【5】最後に

秋になると急に寒くなります。(執筆時期2024/10/26)

そのため「家の外と中」「浴室と脱衣所」などで温度差が大きいですね。

こういった温度差は、血圧が変動して、立ちくらみが起こやすくなってしまうので、より注意しましょう。

下の動画では立ちくらみの予防について解説しております。

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