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今回は「胃に穴が空きやすい人の特徴とサイン」を解説していきます。
今回の目次
- 胃はどんな臓器?
- 胃に穴が空くとは?
- 胃に穴が空きやすい人の特徴とサイン
- 胃を労わる生活習慣のポイント!
- 最後に
[1]胃はどんな臓器?
胃は、食道と小腸をつなぐ袋状の器官です。
食べたものを蓄えて、徐々に小腸に送る役割があります。
食事をすると、強い酸性の「胃液」を分泌して、食べたものを殺菌する役割もあります。
[2]胃に穴が空くとは?
一般的にいう「胃に穴が空く」とは、胃の粘膜やその奥までえぐれるように傷ついてしまった状態です。
細かくいうと、その深さによって呼ばれ方が異なります。
- 粘膜が浅く傷ついた状態が「びらん」
- 粘膜下層まで傷ついた状態が「胃潰瘍」
- 穴が空くほど深く傷ついた状態が「穿孔(せんこう)」
穴が空くほど傷ついてしまった場合(穿孔)は、激しい腹痛で、悪化すると腹膜炎が起こることもあります。
[3]胃に穴が空きやすい人の特徴とサイン
胃には、粘膜を攻撃する側の「攻撃因子(ピロリ菌・ストレスなど)」と、守る側の「防御因子(粘液・粘膜の血流など)」があります。
そのなかで攻撃因子が優位になると、胃が傷つきやすいです。
具体的には、下のような特徴の方です。
- ピロリ菌に感染している
- ストレス状態が続いている
- 痛み止めをたくさん使う
- 喫煙をしている
- お酒をたくさん飲む
- 栄養不足や睡眠不足など
そして、胃が傷ついてしまうことで起こる代表的な症状は「みぞおち辺りの痛み」「吐き気」「お腹が張って痛い」です。
その他には嘔吐・食欲不振・タール便(黒色便)・貧血などが現れることがあります。
胃が傷ついてしまう「胃潰瘍」に関しては、特に中年〜高齢者に多くみられ、食後に症状が現れることが多いです。
※なかには空腹時など、状態を問わず、症状が現れることもあります。
[4]胃を労わる生活習慣のポイント!
胃を労わる生活習慣のポイントは、いくつかあります。
- ストレス解消
- 野菜をしっかり食べる
- 塩分を摂り過ぎない
- 禁煙、節酒
- 定期的な検診
- ピロリ菌の除菌(感染がある場合)など
胃の機能は、加齢とともに低下しやすいです。
そのため、40代以降の方は特に上記のようなことを意識してみると良いでしょう。
[5]最後に
「ストレスは万病のもと」という言葉がありますが、まさにストレスは胃を悪くしてしまう代表的な原因です。
ご自分のリラックスできる(入浴・マッサージなど)を探し、ストレス解消を心がけるようにしましょう。
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